
長崎行ってきました。
目的はスペインの画家アントニオ・ロペス・ガルシア。マドリード・リアリズムの中心人物だ。93年には10年に1本しか撮らないといわれている映画監督ビクトル・エリセがロペスがアトリエの庭に生えているマルメロ(花梨)の木を描く姿を追った「マルメロの陽光」という映画が国内でも上映された。
自分が予備校生だったころ渋谷のPARCOの地下にあったLOGOSでロペスの画集は洋書しかなく確か3万円くらいの値がついていてとても手が出なかった。
大学に入学後、別の学部の図書館にロペスの画集が所蔵されてることがわかり取り寄せてはせっせとスキャニングした。
ミュージシャンに好まれるミュージシャンを musician of musicianという。ロペスはそう Artist of Artistだ。美術家や画家はみんな彼の絵を観たかった。もちろん自分も。しかし、ロペスはグループ展等で数えられるくらいの点数しか日本では公開されてこなかった。
スペインに行かなくては観れないかと思って、思ったことも忘れた頃、東京の友達から個展が開催されることを聞いた。
社長と同僚の理解を得、一路長崎へ。実物を眼のあたりにすると不思議な感覚がある。画集で見ていたときは厚塗りに感じられていた絵肌だが実際は結構薄塗りだ。ただ観てしまったから逆にわからないことも出てくるわけで見るからに未完成の作品もあるのだが彼は一体どのタイミングで筆を置こうと決めたのだろうか?
ロペスに言わせれば「絵画に完成は無く、常に未完成。途中である。」なんて言われてしまうんだろうけど。
ちなみに写真の「グラン・ヴィア」という絵、朝の6時半の20分だけ見せる光を描きたく現場に7年間も通い描いた作品。
次にまたロペスの絵が観れるのはいつの事やら。ちなみに長崎の後は
岩手に巡回します。お近くの方はぜひ!
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- 2013/07/31(水) 17:52:42|
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真夏日なサンデイ四万十はDIY("do it youreself"パンクだね)。鶏舎作りに社長一人励んでいます。

トタン屋根きれいに付きました。お昼はコーラで乾杯!!しましたよ。
- 2013/07/07(日) 14:31:22|
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